グッバイ、レーニン!
東西ドイツ統一前後の東ドイツのベルリンを舞台としたドイツ映画です。
映像もきれいで音楽も良かったです。
以下ネタバレあり
舞台は社会主義まっただ中の東ドイツ。
東西ドイツ統一って90年のことなので、もう27年前なんだよね。
ドイツ制作の映画なので、そのあたりの生活様式とか雰囲気も、きっと正確に表現されているのだろう。
ざっくりとしたストーリーは、主人公アレックスの母親が心臓発作で倒れてしまい意識不明で入院してしまいます。
目が覚めた時にはドイツが統一されていたのだが、社会主義思想にどっぷりハマった母親にそれを伝えると、また心臓発作を起こしてしまう可能性があるので、悟られないようにアレックスがあの手この手を使うという話し。
仕事場でパートナーとなった友人が映像制作が得意で、ニュース番組を偽装した映像を作ったり、東ドイツ時代の瓶詰めを再現するために、ゴミから拾った瓶を煮沸して再利用したり、手間をかけて母親をだまし続けます。
最後は1年遅れで東西ドイツ統一のニュースを流して、母親に知ってもらうんだけど、実はその直前に統一のことを聞いていた母親。
一生懸命自分のために色々やってくれた息子には、その事実を伝えず優しく見守るシーンが一番感動しました。
心温まる良い映画でした。
グッバイ、レーニン!(ウィキペディア)