スペル
サム・ライミ監督のスペルを見ました。
う〜ん、途中でオチがわかってしまうのはお約束なのか?
ホラー風味のグロコメディ映画かな(笑)。
以下ネタバレあり
サム・ライミ監督といえば、カルト映画の代表と言える「死霊のはらわた」の監督です。
なのでグロい表現はお手のもの。
本作も随所に怖さではないグロさがちりばめられています。
スティーブン・キングの小説「痩せゆく男」を私は思い出しました。
小説はジプシーの老婆が呪いをかけ、かけられた男がどんどん痩せていくストーリー。
その呪いを解くために四苦八苦し、のろいを封じ込めたパイを誰かに食べさせれば、その呪いが食べた人間に移ると。
だけど予定通りにはいかず…、といった感じ。
今回のラストも同じような設定でしたね。
呪いを別の人に送れば良いと。
それを実行し、成功したかに見えたけど…。
アメリカでは悪魔や呪いの解決方法として定番なんでしょうか。
何かに呪いを封じ込めて、それを誰かに渡すというような手法。
ファイナル・デッドコースターシリーズの要素も感じました。
色々あがいても、結局運命は変わらないんだと。
そう考えると、ホラーであり、コメディであり、哲学でもあるな(笑)。
良い行いも悪い行いもすべては運命だから受け入れて受け流す。
これだな。
でも、何で原題はDrag me to Hellなのに、邦題はスペルなんだろう?
スペル (字幕版)(プライムビデオ)
スペル (映画)(ウィキペディア)