フューリー
ブラッド・ピット主演の戦争映画。
第2次世界大戦終盤のドイツが舞台になっています。
以下ネタバレあり
ハリウッド映画で、ブラッド・ピット主演映画となれば、「イヤッホー!アメリカ最強だぜ−!」とか「戦争は悲しみしか生み出さない。それを防ぐためにアメリカは世界の平和維持を願う」的なアメリカ万歳映画だろうと思って見始めたら、ちょっと展開が違っていました。
当然、アメリカ視点なので、敵国(この映画ではドイツ)はFu○kなんですけど、もうちょっとリアルな人間が描かれているように感じました。
予想した展開は、ブラッド・ピット率いる戦車が破竹の勢いでドイツ軍を蹴散らし、ベルリン陥落に大きな影響を与えた!アメリカすげーだろ?みたいな感じだったんですが、ブラッド・ピットの戦車「FURY」は絶対絶命のピンチに追い込まれ、乗組員は次々と殺されつつも相手にも相当なダメージを与えるが、主役のブラッド・ピットも部下のノーマンを自らの命と引き替えに守ってあげます。
まぁ途中結構ミラクルな感じではありますが・・・。
助けられたノーマンはその後、ドイツ軍のSSに見つかるのですが、見つけたSSは見なかったこととしてスルーしてあげるなど、指揮者ではない末端の兵士たちの揺れる心が見え隠れしたり、人間模様が描かれた良作だと思いました。
最後に生き残ったノーマンを助けに来たアメリカ軍の兵士に、「お前はヒーローだ」と言われるシーンはアメリカ映画だなーと思いましたけど。
フューリー(字幕版)
フューリー(ウィキペディア)