ヒトラー 〜最期の12日間〜
ヒトラーというと、ナチス、独裁者、ホロコースト、鉤十字といったキーワードが出てくるが、具体的にどんな人物だったのか、当時秘書をしていた女性が書いた回想録がベースとなった映画です。
以下ネタバレあり
当時ナチスがした行為を考えると、全く同情の余地がないのは当然なのですが、この映画だけを切り取ると非常にもの悲しい話です。
ソ連軍に攻め込まれ降伏するしか無くなった状況で、SS幹部は次々と自決をしていきます。
避難することを許可されず、家族と共に自決する幹部。
ヒトラーも遺書を残した後、長年の恋人と結婚をし共に自決をします。
そのヒトラーの意志を引き継いだ最高幹部ゲッペルスの妻は、自ら子供達に毒薬を飲ませ殺害した後、夫婦共に自決をします。
「それ相応以上のことをやったのだから」と言ってしまうと、それだけのことですが、“戦争”の悲しさは何とも言いがたいです。
原題はドイツ語で「没落」をいみするようです。
第二次世界大戦でドイツが没落する様子が描かれた本作、ヒトラーはその過程に登場する人物にすぎないです。
この話が真実か否かはわかりせんが、色々と考える映画です。
ヒトラー ~最期の12日間~ (字幕版)(プライムビデオ)
ヒトラー 〜最期の12日間〜(ウィキペディア)