シティ・オブ・ゴッド
公開当時の2003年、恵比寿の映画館で見ました。
オリンピック・パラリンピックで話題のブラジル、リオデジャネイロのファベーラが舞台になった実話がベースの映画。
ギャング同士の抗争がストーリーの柱になってるけど、随所に笑える要素もあり、アクション映画として楽しめる作品です。
簡単に人を銃で撃つシーンが頻繁にあるので、そういった感じが苦手だと厳しいですけど。
以下ネタバレあり
ギャング同士の抗争がストーリーの柱にはなっているけど、主人公はカメラマンに憧れるギャングではないブスカベ。
彼の童貞喪失も見所だと思います(笑)。
時代が違い、国が違っても10代の男の衝動はかわらない。
物語としては、ある程度時間軸に沿って進むけど、特定の登場人部に焦点をあてたオムニバス風に展開します。
「あー、ここでつながるのか」と思う場面多数ですが、複雑な設定もなく、特に伏線があるわけでもないです。
リトル・ゼはこの町(シティ・オブ・ゴッド)の暴君。
誰もが恐れる存在ではあるが、女の扱いは苦手。
そこに人間味を感じるけど、彼にとってはもどかしく、そのイライラが大親友ベネの死につながってしまったと思う。
そのベネ、非常に良いヤツで、町中の若者たちが一目おく存在。
本当に良いヤツ。ギャングだけど。
リトル・ゼがガキ軍団に殺されて物語りは終わり。
そのガキ軍団も、きっと何年か後には、さらに若い世代につぶされて世代交代があるんだろうね。
恐ろしい町です。
Amazonプライムビデオでは無料で見れますが、DVDも1000円以下です。
まだ未見の方は是非。
シティ・オブ・ゴッド (字幕版)(プライムビデオ)
シティ・オブ・ゴッド(ウィキペディア)