先日Slipknotの新譜を購入した際、RANCIDの新譜も一緒に購入していました。
仕事が忙しくレビューが出来ていなかったのですが、そろそろ購入してから1カ月経ってしまうのでレビューをしたいと思います。
DJヒカル風に言うと「ヤバイ」の一言
今回のRANCIDの新譜ですが、PUNK ROCKファンにはおなじみのDJヒカル風に言うと、ただ一言「ヤバイ」です。
日本版のライナーはDJヒカルのコメントも載ってました。
その中でも書かれていますが、今回のアルバムは1994年リリースの2ndアルバム「Let’s Go」を彷彿とさせる仕上がりとなっています。
特徴的なのはジャケット裏記載の曲目リスト。
このレタリングがアルバム「Let’s Go」の曲目リストを彷彿させるのです。
以前新譜が出ると書いた際、「ティムがセンターになったんだね」と動画を見た感想を述べましたが、この辺りからもある種の「原点回帰」が伺えるような気がしました。
そうはいってもインパクトは少し弱い
20年前リリースされた当時にLet’s Goを聴いた時のインパクトは、正直このアルバムにはないです。
どの曲を聴いても間違いなくRANCIDであり、パンクロックでありますが、Let’s Goの時のインパクトには及びません。
個人的にはもう少し激しい曲調の曲があっても良かったかな?と思いました。
でも、ライブで聴いたら盛り上がるだろうなぁ・・・と想像することは容易な曲ばかりですよ。
金太郎アメ的な感じっていいよね
今回取り上げたRANCIDしかり、その他パンク系で好きなアーティスト、NOFX、BAD RELIGION、今回一緒に購入したLAGWAGONあたりは、新譜を聴いても良い意味で「いつもと同じ」安心感があります。(全部エピタフ系だった・・・)
厳密に言えばアルバムごとに進化や変化はありますけど、Do it Yourselfを実践し続けているアーティストは金太郎アメ的になっていくような気がします。
一方、いわゆるビッグアーティストとなっていったGreen Dayは金太郎アメ的な感じがしなくなってしまいました。
一時代を築いた「メロディックパンク」とカテゴライズされる曲調から、ロックアーティストに進化したように感じます。
それが良いか悪いかは別の話です。
強引に話を戻しますが、RANCIDの新譜は旧来からのファンは何も問題なく受け入れられるアルバムだと思います。
新しくRANCIDを聴いてみようと思う方は、20年も前のアルバムだけどLet’s Goをオススメします。