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散水栓と立水栓
散水栓と立水栓って聞いて、すぐにどんなモノか想像できますか?
私は今回変更するまでどちらも知りませんでした。
散水栓は地面に埋まっていて、蓋の中に水道の蛇口があるタイプです。
こんなやつですね。
青い蓋のイメージが強いですが、自宅の散水栓はグレーでした。
すでに取り外した状態なので、蓋を開けた写真はありません……。
自分で交換できるのか?
私は特に不自由を感じていなかったんですが、妻が立水栓にしたいということを以前から言っていたので、どうやって交換できるのか調べてみることにしました。
水道工事屋さんにお願いしないと出来ないのか、自分でも交換できるのか。
調べてみると結構皆さん自分で交換をされているようだったので、私も自分で交換することにしました。
何が必要か調査です。
- 立水栓本体
- 蛇口
- 水道管(塩ビパイプ)
- エルボーやジョイント(塩ビ)
- 塩ビ用接着剤
- シールテープ
- TS継手
ざっとこんな感じですね。
まずは状態を確認する
パーツなどを買いそろえる前に、まずは散水栓を掘り起こして現状を確認します。
先にアップした画像の散水栓は下が空いているカバーなので地面に埋まっているだけ。
廻りを掘っていけば簡単に取り出すことができます。
これを取り出すと、蛇口と水道だけになります。
蛇口が付いた状態の写真を撮り忘れたので、すでにカットした状態ですがこんな感じです。
この塩ビパイプの外径が約26mm。
塩ビパイプは内径を「呼び径」としているようで、外径が26mmの場合は呼び径20の塩ビパイプとなるようでした。
ここで大事なこと!
散水栓のパイプを切断する前に、必ず水の元栓は必ず閉めてください!
当たり前のことですけど、忘れてしまう人がたまーにいるらしいのでご注意ください。
ここからエルボなどで延長して立水栓につなぐのですが、立水栓に接続する継ぎ手は呼び径13なので、途中でサイズの変換が必要となります。
これが立水栓に取り付ける継ぎ手です。
サイズ確認ができたら立水栓を建てる場所までの経路を掘ります。
距離はおおよそ1500mm。
ここまで調べてからパーツなど買いそろえました。
取り付けは簡単
水道管は塩ビパイプなので、長さ調節も簡単です。
普通ののこぎりで簡単にカットできます。
カット後、簡単にバリ取りはしておきましょう。
1000mmの呼び径20の塩ビパイプと呼び径13の塩ビパイプを購入し、のこぎりでカットしてつなぎました。
途中で呼び径20から13に変更する継ぎ手を使っています。
塩ビパイプの接続は専用の接着剤が必要です。
エルボーや継ぎ手に接着剤を塗布して、塩ビパイプを押さえつけるのですが、夏場は30秒程度押しつけていればOKです。
通水するには30分、加圧通水は24時間後です。
通水確認できるまで30分間あるので、その間に蛇口を取り付けます。
通常使いの蛇口と、ホース専用蛇口の2口付いているので便利です。
蛇口の取り付けにシールテープは必ず使いましょう。
これをつけないと水漏れします。
30分経過したら、元栓を開栓してつなぎ目から漏れがないか目視します。
漏れがないことが確認出来たので埋め戻します。
本来は、排水のための受けを設置する必要があります。
今回は土の上に砂利の層を設けることで、それを省略しました。
そもそも花壇のようなスペースになっているので、これで充分です。
最後、立水栓本体を壁に固定させて終了です。
思った以上に簡単でした
散水栓の掘り起こし〜立水栓の経路確保作業で約1時間。
パイプの配管作業と立水栓取り付け作業は接着剤の乾燥待ち30分を考慮しても約1時間。
埋め戻しや砂利を敷き詰める作業で約30分。
計2時間半で作業完了できました。
思ってたよりも簡単な作業でしたね。
途中でトラブルもなかったのが何よりです。
D.I.Y.は知識も経験も乏しいので、大体途中で「あっ!」ってなる瞬間があるんですけど、今回はひとつもありませんでした。
課題は「耐久性」ですね……。
ちなみに総費用は¥8,000ちょうど位でした。