ここ数日、あまり良くないことで視覚障害の方にまつわるニュースが世間を騒がせていますね。
私は身近に視覚障害に該当する人がいないため、全くと言っていいほど知識がありません。
ニュースを見ていて、もう少し知識を得ておいた方が良いなと思ったので、いくつかご紹介いたいます。
点字ブロック
駅や繁華街を歩いていれば、必ずと言っていいほど設置してある点字ブロック。
正式には「視覚障害者誘導用ブロック」というそうです。
点字ブロックには大きく分けて2種類「誘導ブロック」と「警告ブロック」があります。
上野画像の4本線のブロックが誘導ブロックで、6×6のドットのブロックが警告ブロックとなります。
誘導ブロックは道案内の役割をし、警告ブロックは分かれ道や横断歩道の前、扉の前、階段の前などに設定され、注意を促しています。
【リンク】視覚障害者誘導用ブロック(Wikipedia)
白杖
いわゆる白い杖のことですね。
この杖、誤解が多いようですが、必ずしも全盲の方のみが持っているとは限りません。
視覚障害者の方が持つことを認められており、ロービジョンと称する方も使用しています。
(2)全盲の方とロービジョンの方
視覚障害の方の見え方の状態には、全盲、弱視、ロービジョンなどいろいろな表現があります。
全盲とは、医学的には光も感じない状態をいいます。社会的盲、教育的盲という表現もあります。社会的盲は、ある程度の視機能があるものの、かなり見えないため視覚以外の感覚を使って日常生活をしている状態をいいます。教育的盲は、ある程度の視機能はあるが、かなり見えないため視覚以外の感覚による教育をすべき状態です。
弱視という言葉もあります。医学的に弱視とは、眼球に障害の原因となるような疾患がなく、視力低下の原因が視覚に関係する脳の発達によると考えられる状態を指します。斜視弱視、屈折異常弱視、不同視弱視、形態覚遮断弱視に分類され、小児期での対応で、視機能が上がることもよくあります。
それに対して、社会的弱視、教育的弱視という言葉もあります。社会的弱視は、視覚障害はあっても、主に眼からの情報を使って生活できる状態をさします。教育的弱視は、視覚障害はあるものの主に視覚を用いた学習が可能な状態をいいます。最近では、医学的弱視との混同を避けるため、社会的弱視、教育的弱視をロービジョンということがあります。
全盲とロービジョンの定義は必ずしも確定していませんが、全盲とは視機能をほぼ使えない状態、ロービジョンとは視覚情報をある程度使える状態と言えます。ロービジョンの人は、視覚障害者の多くを占めています。
(引用:国立障害者リハビリテーションセンター 「視覚障害者の理解のために」)
ロービジョンという言い方も知りませんでした。
サポートする時の注意点
色々と調べていて共通していたことですが、サポートする際はいきなり触れたりせず、前から声をかけるようにと。
「何かお手伝い致しましょうか」や「よろしければご案内致しましょうか」と声をかけてください。